語学教育支援事業

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更新日:2019/09/24

【講座運営】日本語文化講座を実施しました

 8月中旬~9月上旬にかけて、3つの『日本語文化講座/Japanese Culture and Language Program』を開講しました。

 

①染め物体験/Experience traditional Japanese fabric dyeing

 2019年9月1日に、ベトナム人学生、日本人学生とともに、新宿区上落合で江戸染物の技術を継承する『二葉苑』を訪問し、江戸更紗の染め物体験をしてきました。

【作業風景。ひとつずつ型を使って染めていきます。型を重ねていくと、だんだんと柄が浮かび上がってきます】

 体験したのは型染という技法で、14もの型紙を使って一色ずつ染めていくと、だんだんと模様が浮かび上がってきます。複雑な柄を、より短時間で正確にたくさん染めるために生み出された技術です。型紙がずれると失敗してしまうので、参加者はみんなとても真剣な表情で作業しました。それぞれ違った色から染めはじめて、色が増えて柄が見えてくると、楽しくなります。気がついたらあっという間に1時間余りが過ぎていました。

【完成品とともに集合写真。ひとつひとつ、色味に個性が出ています。】

 染める際の微妙な力の強弱で、繊細に色味が変わる江戸更紗。みんな同じ絵柄を染めても、ひとつひとつに個性がでます。その昔は染め物を水にさらしていた妙正寺川のせせらぎが聞こえる工房で、昔ながらの手法での染め物体験は、江戸・東京の暮らしを支えていた文化を感じられる貴重な体験でした。

 

②自分で浴衣が着られるようになる講座/Learn how to wear and care Yukata

 2019年8月19日と24日の2日間、白山キャンパスにて「自分で浴衣が着られるようになる講座」を開催しました。

 はじめに浴衣の洗い方やたたみ方・仕舞い方を学び、その後手順を教えてもらいながら自分で着てみて、最後には説明なしで一からひとりで浴衣を着ることに挑戦しました。

【まずは先生から仕舞い方を教わります。】

 浴衣を着ることが初めての参加者や、着たことはあっても自分で着るのは初めてという参加者たちからは、「最初に先生の姿を見たときは簡単だと思ったのに、手順が複雑でとっても難しい」「浴衣に合わせて下駄や草履を履くのははじめて知った」という声が漏れていました。参加者の皆さんは浴衣姿にとても満足気で、素晴らしい日本の伝統文化に触れることができたことを喜んでいました。

【着物に身を包んで集合写真。皆さん着物姿がとてもお似合いです。】

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